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「夢で見たあの子のために」 第4話 感想

先日「夢で見たあの子のために」 第4話を読みました。

 

以下ネタバレ注意

 

 

感想

犯人(右腕に「火」の字の傷がある男)を追ってとある廃ビルにたどり着いた千里でしたが、そこに住み着いていた男は1週間前にビルの屋上で焼死していました。

そこに現れた謎の2人組の男たち。
千里と同じく「火の字の男」の行方を追っているようです。

二人組の男たちは、見た目はスーツとネクタイ姿の普通の会社員風なのですが、「とぼけるな坊ちゃん」「まあ想定通りだ仕方がない」と言いながら問答無用で千里を拉致・拘束するためにいきなり襲い掛かってきたので、まともな堅気の組織の人間ではないようですね。

二人組は自分たちは「金貸し」の人間で、金銭トラブルで「火の男」を追っていると言っていました。(本当かどうかは不明ですが)。

廃ビルの屋上で焼死したのもどうやら犯人である「火の男」ではなく、この2人組の仲間だったようです。(「火の男」の返り討ちにあって殺された?)。

あと、犯人は「山田」という偽名を使って車いす工場に勤めていましたが、その前は「山本」と名乗っていたらしい。(「山本」が本名だったのかもわかりませんが)。

 

二人組の男たちと格闘した千里は、灯油を辺りに撒きライターの火で脅して男たちから「火の男」の情報を聞き出そうとしました。

本当に火をつけて殺しかねない勢いで二人組の男たちを脅していた千里でしたが、そこに恵南が乱入。
千里に犯罪を犯させないために、恵南は両者の間に割って入り、二人組の男たちを追い返しました。(情報を聞き出すことができずうやむやに)。

そして恵南は千里に、「罪を犯したら、報いは必ずある」と言いました。

どうやら恵南は、「もみじ園」にいた頃から「ワルいことをしたらテンバツがあるんだよ!」と何度も、千里に言い続けてきたようです。

まあ事件が起きた5歳の頃から犯人への復讐に取りつかれている千里ですから、幼馴染の恵南が心配するのも無理ないでしょうかね。

 

心配してくれる幼馴染もいるし、母方の祖父母はいい人たちだし、復讐以外に生きていく道はないものか?と思うのですが、そう簡単には犯人への「憎悪」が消えることは無いようです。

 

恵南の「罪を犯したら報いは必ずある」というセリフは今後のストーリーやテーマ的に重要な意味を持ちそうな感じがしましたね。

「因果応報」ということなんでしょうけど、犯人への復讐(=やられたからやり返す)が目的になっているあたり、犯人と千里との関係に、「負の連鎖」のようなものも感じますね。

 

二人組の男たちから情報を聞き出せず、犯人の「火の男」を追う手掛かりが途切れてしまった千里でしたが、
廃ビルの屋上で拾ったパスケースに千里の「母親の写真」が入っているのを見つけました。
千里の父親と母親を殺した犯人である「火の男」が「千里の母親の写真」を持っていたわけですから、これは重要な手掛かりになりそうですね。
犯人と千里(双子)の母親が事件前に何らかの関係があった(知り合いだった)可能性がかなり高くなりました。

 

 

あと、今回仏壇に置かれた遺影の写真で13年前に犯人に殺された千里の父親と母親の顔が出てきました。(父親が母親の肩を抱いて一緒に映っている写真)。
父親は酒を飲むと家族に暴力を振るうDV親父だったので、粗暴な男のイメージでしたが、写真では優男風のイケメンでしたね。母親も穏やかそうな美人のようだし。

なんで家庭内暴力でギスギスした夫婦になっていたのか?
なぜ犯人は双子の父親と母親を殺したのか?

というあたりが気になるところですが、犯人が母親の写真を捨てずに持っていた辺り、なにか人間関係にトラブル(痴情のもつれ?)でもあったのかな、という感じがしてきましたね。

第2話では、犯人が勤めていた工場の上司が、千里と犯人が「ちょっと似てる」「身長も同じぐらい」と言ってましたから、もしかして犯人が双子の実の父親だったり? というドロドロした展開もありそうな気がしてきました。(まだわかりませんけど)。

しかし、事件が起きたのが13年前で自分で殺しておきながら、今まで捨てずにパスケースに千里の母親の写真を入れていたのはどういうことなんでしょうか。まだ何か未練のようなものがあったということなんでしょうかね?

 

犯人がどんな人間なのか?千里一家とどんな関わりがあったのか? 気になるところですね。

また、犯人への復讐に取りつかれているような千里ですが、犯人と同じような犯罪者になってしまうのでは、被害者が加害者になる「負の連鎖」でしかないような気がするし、
そこを乗り越えることができるのか? という辺りが今後テーマになりそうな気がします。

まだ大きな展開があるかもしれないし、今後も楽しみです。