「夢で見たあの子のために」 第2話 感想

先日「夢で見たあの子のために」 第2話を読みました。

以下ネタバレ注意

前回のおさらい

・13年前に起きた事件で主人公「千里」は「犯人」に両親を殺され、双子の兄「一登」は連れ去られた。

・千里には、身体に痛みを感じると双子の兄一登がかつて見た記憶(映像)が頭の中で再生される能力がある。

・千里は悪友たちと組んでカツアゲなどをして、犯人を見つけ出し復讐するための資金を集めていた。

・たまたま点けていたTVの番組に犯人の姿が映っていたのを発見した。

感想

前回、犯人がTVに映っていたのを見つけ、犯人への復讐に燃えていた千里。

犯人の腕には、漢字の「火」の字のような傷があるのですが、この傷はかなり特徴的で目立ちそうですね。
(指名手配のポスターとか報道番組で犯人の特徴としてアナウンスしたらわりと情報が集まりそうだと思ったんですがその辺はどうなんでしょうかね)。

TVに犯人が映っていて、ついに長年憎み続けてきた犯人への手掛かりを掴んだ千里でしたが・・・

何と、その犯人が映っていた工場(車椅子の工場)は、千里が住んでいる街のすぐ近くでした。

千里が住んでいるのが葛飾区の「京成立石駅」の辺りなのですが、TVに映っていた工場があるのが「四ツ木」とのこと。

グーグルマップで確認してみたところ、まさに隣町。
京成立石駅と四ツ木駅の間の距離が1.5kmぐらいですからすぐ近くですね。

一緒にTVを見ていた悪友に、
「どこだ・・・! これ・・・!?」と、鬼のような形相で聞いていた千里でしたが、

「俺んちの近所だ」と悪友があっさり答えていて、
「・・・何!?」と、千里がちょっと驚いている展開が、緊迫感がある場面の割にどことなくシュールな印象がありましたね。

そのまま徒歩で、TVに映っていた犯人の勤め先らしき工場に向かう千里。

「山田」というテキトーな偽名を使い、

「行方不明の父親を捜している」と嘘をついて、工場長から犯人について情報を聞き出そうとしました。

すると、工場長は「山田・・・そうか、あんた山田さんの息子か」と、意外なことを言いました。

千里がテキトーに使った「山田」という偽名でしたが、偶然(?)犯人も同じく「山田」という偽名を使って工場で働いていたようです。

しかも工場長が言うには、千里と犯人は「ちょっと似ている」「身長も同じぐらい(180cm)」とのこと。

そして、犯人はTVの取材があった後(2週間前)、急に仕事に来なくなり行方をくらましてしまったようです。

さらに情報を得るため、犯人と付き合いがあったらしい工場の同僚に話を聞くことになりました。

大食いで図々しい同僚に飯をおごらされる千里。(犯人も何度かこの同僚に飯代を払わされたらしい)。

その同僚は犯人の転居先を聞いていたため、千里はそのまま走って犯人の転居先に向かいました。

同僚に聞いた犯人の転居先は「新小岩」。
新小岩は同じ葛飾区で、工場のある四ツ木から3kmぐらいの距離なので、これもまたすぐ近くですね。

(新小岩・・・? 随分近くに越したな・・・)とつぶやく千里でしたが、
謎の人物が物陰から、走って新小岩に向かう千里の様子を窺っているのも気になりますね・・・。

犯人の行方を追って新小岩の古いアパートの奥の廃ビルにたどり着いた千里。

アパートの住人のおばさんによると、その廃ビルに最近住み着いていた男が1週間前に「死んだ」とのこと。

犯人はどこに行ったのか? その廃ビルで死んだ男とは何者なのか?

今回の第2話もラストの引きが強く続きが気になる終わり方でした。

犯人も気になりますが、今回は5歳の頃の回想シーンで千里の双子の兄「一登」も出てきていましたね。

双子の父親は酒が入ると母親を殴るDV親父でいたが、兄一登は弟千里を守るために父が酒を飲むと階段下の収納庫に千里を隠し、よく父親に殴られていたようです。

双子なんだから同じように生まれて同じように育ってきたと思うのですが、なんか兄の一登の方が千里よりしっかり者という感じでしたね。
便宜的に兄とか弟と呼ばれているだけだと思うのですが、兄という役割を負うことで性格に微妙な違いが生まれたりするんでしょうかね。(一登は弟を守ろうとする気持ちが強かった様子)。

双子の兄弟間の「能力」についても、前回より詳しく語られていました。

双子の俺たちは本当に仲が良かった

おもちゃに服、靴、帽子、

一緒に行動することが多かったから

喜怒哀楽まで

あらゆるものを共有していた

「痛み」や「視覚」まで

一方が体に激しい痛みを感じると、同時にもう一方にも痛みが生じる

そしてその直後、痛みの当事者でない側にも

そのとき何が起きたのか、

頭の中で当事者側が見た映像が再生される

13年前、犯人に連れ去られ行方不明のままの兄「一登」ですが、今回千里によって犯人によって一登は「殺された」と断言されていました。

てっきり一登はまだどこかで生きているのかな、と思っていたのですが、千里には一登がすでに死んでいることに強い確信があるようでした。

最後に感覚(視覚・痛み)を共有した時の記憶があるみたいなのですが、それがどんな映像だったのか明かされていないので、まだ何とも言えないですね。(一登が犯人に殺された時、その映像と痛みを千里も経験した?)

ストーリーの進展とともに、少しずつ過去の事件や双子の間の記憶などが明らかになってきました。

まだ不明な点も多く、事件の背景や全体像もよく分かりませんが、色んなことが少しずつ明らかになりながらストーリが展開していくミステリー作品になるんでしょうかね。

犯人がなぜ千里の両親を殺したのか? なぜ一登を連れ去ったのか?

あと、犯人が千里のすぐ近くに住んでいたというのも何か裏がありそうで気になりますね。
犯人と千里が似ているというような話もあったので、何か関係があるんでしょうかね。
(犯人が双子の実の父親とか?)

そして双子の兄一登は本当に死んでしまっているのか・・・?

今回も続きが気になる終わり方だったので、次回なにが起きるのか楽しみです。

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