「夢で見たあの子のために」 第7話 感想

先日「夢で見たあの子のために」 第7話を読みました。

以下ネタバレ注意

感想

これまで悪友たちとグルになって「奪り返し屋」という方法(カツアゲ)で金を稼いできた千里でしたが、「本職」の「板倉」君によって悪友「瀬島」と共に拉致されました。

「金(復讐のための資金)」を取るか、「仲間」を取るか、前回は千里の選択の行方が気になる終わり方になっていましたが・・・。

今までに千里が稼いだ額が「400万円」だったことも今回判明していました。
多少バイトで稼いだ金も含まれているようですが、その大半はカツアゲで稼いだ「汚い金」とのこと。

しかし、カツアゲで400万円稼いだというのはどうなんでしょうかね・・・。
千里がため込んでいた金は400万でしたが、他に3人の悪友と金を山分けしていたので、総額としてはもしかすると1000万超えているのではないでしょうか・・・?

同級生からのカツアゲで数百万~一千万稼ぐというのは、現実的に考えるとちょっと無理があるような気が・・・。(「奪り返し屋」以外にも何か悪いことやって金稼いでたとか?)。

「板倉」君から金を奪っていた時は半年分の塾代20万に対して千里の取り分は4万円でした。
400万近く貯めるのに、一体何回カツアゲをしたんでしょうかね・・・。

考えてみると、今時塾代半年分とか、それなりの大金を子供に持たせて現金で払うとかそんなことあるんだろうか・・・という違和感がありますね。
(振り込みか口座振替・カード決済とかじゃないのか?)

しかも、千里は今回、長年ため込んできた金を意外とあっさりと、「瀬島」のために手放していました。

「復讐」しか頭にない無情な人間かと思いきや、「仲間」のことを助けたいという気持ちもあったということでしょうかね。

しかし結局悪事に手を染めてまで稼いだ金も失って、何をやってもダメという感じが・・・。
(中学の頃からせっせとカツアゲで金を稼いでいたけど、そうまでして復讐したい犯人が実は最近まで近所に住んでいたという)。

今回は、また恵南に説教されていましたが、まだまだ「復讐」は諦めていない様子。

復讐に凝り固まった千里が、これから変化するのか・・・それとも破滅するのか・・・

今回、仲間である悪友を助けたり、「復讐」だけでなく、他に何か大事に思えるものが出てきたら、もしかすると変わっていくこともあるのかも・・・? しれないなという感じがしました。

なかなか共感しにくいタイプの主人公で、なかなか話が前に進んでいないようでもありもどかしい感じもするんですけど、
千里の復讐劇がどうなるのか?
これからも楽しみです。








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