「夢で見たあの子のために」 第11話 感想

先日「夢で見たあの子のために」 第11話を読みました。

以下ネタバレ注意

今回は、5歳の頃のもみじ園にいた頃の千里と恵南の回想シーンから始まりました。

前回のラストで、双子の兄「一登」が生きていることを知って笑顔を見せていた千里。
恵南によると、千里の笑顔を見たのはそれが2度目だった、とのこと。

両親と一登が殺された事件の後、笑うと一登のことをどんどん忘れていくような気がして、それ以来千里は笑わなくなっており、

また、視覚共有で一登が殺されたのを見たと周囲の人に話しても、誰も信じてくれる人がいなかったため、(ウソつきだと思われた)、「そんなやつらの前で笑えるもんか」と、他人に心を許せず頑な態度をとるようになっていたようです。

それでも、恵南は千里の言うことを信じてくれたため、その時初めて千里は恵南に笑顔を見せました。

千里は犯人への復讐で頭が一杯のようにみえますが、それでいて意外と素直な面もあるのかなという印象。

ずっと犯人への復讐と憎悪を持ち続けているので、かなり執念深く粘着質な性格のようにも見えるのですが、それも一登を大事に思う気持ちの裏返しというか、事件がなければ本来千里は素直な性格だったのかもしれませんね・・・

千里と恵南の関係も、自分の大事なものを認めてくれたり、誰も信じてくれない時に信じてくれたりと、幼い頃からお互い信頼し合った関係のようです。(恵南が言うことを、聞いてないようで意外とちゃんと聞いているみたいだし)。

実家にあるというもう一つの「手がかり」とは、家の押し入れに千里の父親が隠していた「手帳」でした。

4/22
TKY→ATM 新幹線
19→22
旅3 H2 ナシ
おさらくもっと先

手帳には上のような暗号で書かれたメモが何ページも続いているようでした。
「TKY=東京」「ATM=熱海」とか、あとは日数、旅館、ホテルなどといった意味でしょうか?(暗号という程難しくはないか)。

千里の父親のこのメモは何を意味するのか? また、なぜ押し入れの裏にガムテープで張り付け隠していたのか?

熱海に何かあるんでしょうかね? 「誰か」を探しているのか、「おそらくもっと先」とは何を意味するのか。
もしかすると、誰か人を探しているというより、どこかの「場所」を探しているのか。

そういえば犯人が持っていた千里の母親の写真には、どこかの「お寺の正門」が写っていました。
あと、千里の母親が隠していたらしい「床下の段ボール」には、ガイドブックの切れ端のような印刷された「竹林」のような写真の切れ端が入っていました。

千里の父親と母親はそれぞれ「手帳」と「床下のダンボールに入れた写真」を隠しており、なにやら秘密のある夫婦だったみたいですね・・・。
(不仲の原因もお互いの隠し事にあったり?)

千葉県市原市の実家(廃屋)から、東京に戻ってきた千里。
電車の中で恵南と話している時も、駅で別れる時も口元に笑みを浮かべており、一登が生きていたことを知ったことで早くも千里の雰囲気に変化が表れてきたようでした。(話し方も、なんか素直な感じになってきている?)。

一登が生きていたことで喜んでいた千里でしたが・・・昨夜視覚共有で見た一登について、ちょっと引っかかることもあり。

なぜ一登が、「百宮金融(闇金)」の事務所に現れたのか?

その点が気がかりだった千里が走って「百宮金融」に行ってみると・・・そこには何人も警官がいて立ち入り禁止のテープが張られていました。

ニュースを確認すると昨夜その事務所ビルで、強盗殺人事件が起きており、男性一人が死体で発見され金庫が空になっていたとのこと。

この強盗殺人事件と、昨夜事務所に来ていた一登。何か関係があるのか!? と、考えていた千里でしたが・・・

いきなり後ろからスタンガンの攻撃を食らい地面に倒されました。

「やっぱりてめえも一枚噛んでやがったな?

よくも富樫を殺ってくれたな

覚悟しろ」

そう言って、そこに立っていたのは第4話で、廃ビルの屋上で出会った二人組の男の一人でした。

どうもこの言い方からすると、千里のことを一登と勘違いしているみたいですね。(双子で顔も身長も同じだからか)。

そういえば4話でも「とぼけんな坊ちゃん」と言いながらいきなり襲い掛かってきていたし。

そういえば百宮金融の事務所には、第9話で「ピスタチオの男」も出入りしていました。

ピスタチオの男は百宮金融の男と顔見知りのようでしたが、事務所の中に入る時何気に扉の電子ロックの番号を盗み見ていたり。
あと、そのとき事務所に太ったおっさんがロープで縛られ床に転がっていて、事務所の男が「一仕事済んでほっとしている」(貸した金の回収に成功した?)と言っていました。(=ピスタチオは事務所の金庫に大金が入っていることを知っていた)。

あと、ピスタチオの男はなぜか千里に親切で、百金金融の男に見つかりそうになっていたのを逃がしてくれたり、妙な忠告めいたことを、わざわざ千里に言いに来たり。
また、「おっと言い忘れるところだった・・・お前2~3日は百宮のまわりチョロチョロすんじゃねえぞ」と千里に言っていました。

もしかして、「ピスタチオ」も、この強盗殺人事件に一枚噛んでいる? という可能性もなくはないような。

せっかく生きていた兄の一登ですが、すでに犯罪の世界に入ってしまっているのか・・・?
「火の男」の過去や一登との関係などサスペンスとして大分謎が増えてきました。

引き続き今後の展開が楽しみです。






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