「夢で見たあの子のために」 第19話 感想

先日「夢で見たあの子のために」 第19話を読みました。

以下ネタバレ注意

前回までの話で、刑事の「若園」と喫茶店で会った千里は「火の男」についていくつか新たな情報を得ていました。

どうやら殺された千里の両親と「火の男」は知り合いだった可能性が高く、千里の父が書き残していた手帳は「火の男」を探していた記録だったのではないか、ということでしたが・・・

祖父:
お前が中学生位の頃からこっち・・・生傷が絶えんな・・・
お前困っとりゃせんか・・・?
わしとばあさんじゃあ「足りなかった」のではないか・・・?

千里:
じいちゃん・・・そうじゃない
この家に来た日から今日まで、幸せじゃなかった日なんて一日もない
ただじいちゃん・・・
一登のことを考えるとどうしても自分が恵まれすぎてるって・・・思っちまうんだ

いつも生傷が絶えない千里を心配して話しかけてきたおじいさんに、
「この家に来た日から今日まで、幸せじゃなかった日なんて一日もない」と答える千里。

少し前まで、「笑うと一登のことをどんどん忘れる気がする」と言って一切笑顔を見せることが無かった千里でしたが、一登が生きていることが分かってから雰囲気が変わってきて、おじいさんにも笑顔を見せるようになり、大分素直に自分の気持ちを話すようになってきました。
(心配をかけないためか一登が生きていることはまだ話さないみたいだけど)。

祖父:
・・・別に「幸せ」で構わんじゃないか・・・
わしも一人娘と孫を失っている。犯人を恨めしくも思っている・・・
お前の気持ちも判るつもりだよ
お前もわしらも辛い気持ちは充分味わった・・・
ぼちぼち恨む心を捨ててもいい頃合いなんじゃないか・・・?
この世の中には見なくていい物 知らなくていい事もたくさんある
恨む心に追い立てられとるうちはそんなモンばかり見る事になるぞ・・・
もっと・・・人としてお前の成長の糧になるような・・・
これからはそういう物を追いかけてみんか?

千里:
(見なくていい物 知らなくていい事・・・
・・・何だ? じいちゃんはこの先俺がきっと辿り着く何かを知っている・・・
「行くな」と釘を刺している)

おじいさんの言う「見なくていい物 知らなくていい事」とは何なのか?

第9話では千里が持っていた母親の写真(背景にお寺の山門が写っている)をおじいさんが火で焼いていましたが、おじいさんは事件について何か知っているんでしょうか・・・?
(事件が起きた背景について何か知っていることがあるけど、あえて千里には話さずその先には行くなと釘を刺している?)

「見なくていい、知らなくていい」で済ませてしまうことができる程度の問題だったらいいのかもしれませんが、千里にとって一登の存在が大事であればあるほど「火の男」への憎悪が燃え続けていて、千里としては「火の男」(と一登)の行方を追うのを諦めるつもりはないようです。

恵南:
破られている以上その先があるのは確定だけど、まずはこの「ING」を調べようか
「ING」の前が「MSM」=三島 だね。移動は「電」としか書いてないや
ここ行けばその先が判るかも・・・

千里:
よし・・・明日行こう

恵南:
明日金曜日だよ?

千里:
じゃあ学校終わってからでいいさ

千里の父親が残していた手帳には伊豆方面の地名が書かれており、どうやら「火の男」を追って各町の旅館、ホテル、店などを捜し歩いていたようです。

しかし最後のページに書かれていた「ING」がどこの地名をさしているのかがわからず、さらにその先のページが何者かによって破り取られていました。

とりあえず手掛かりを掴むため、「ING」の手前の「三島」まで千里は恵南と一緒に行くことにしました。
(旅費と宿泊費はメガネの「瀬島」が貸してくれた)。

ところでもう一人、「火の男」を追っている刑事の「若園」ですが、
「ネズミの件でタレコミがあったんでちょっと出てきます」と上司の刑事「駒津」に言い残して外に飛び出していきました。

「タレコミがあったんで」といって出ていった若園ですが、どこに向かうつもりなのか?
(タイミング的に千里と恵南の会話を盗聴でもしていたんじゃないかという・・・)。

あくまで「火の男」の行方を追い続ける千里ですがその先に何が待ち受けているのか。
「復讐」の行方はどうなるのか、一登との再会は果たされるのかなど。
引き続き今後の展開が楽しみです。






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