先日「夢で見たあの子のために」 第21話を読みました。
以下ネタバレ注意
今回はストーリーに大きな動きがありました(ネタバレになりますが)。
これまで正体不明で謎の存在だった「火の男」ですが、今回ついに正体が判明(!)
前回までの話で、父親が残した手帳を頼りに、千里と恵南は伊豆の修善寺にある「廃屋」に辿り着いていました。
・廃ビルの屋上で拾った「母親の写真」
・千葉の実家にあった「父親の手帳」
・犯行現場に残されていた「A(鉄塔)」のマーク
以上の3点を手掛かりにこの廃屋に辿り着いたのですが、どうやらそれらは一登が千里をこの場所に誘導するために意図的に置いておいたものだったようです。
(千里は一登が死んだと思っていて「視覚共有」が再び起きるようになったのは割と最近からでしたが、もしかすると一登の方はずっと以前から千里の事が「視えて」いた?)
さらに一登に近づくための「ヒント」を探すため廃屋を探索した千里は、一登が千里に見せるために残しておいた2枚の「写真」を見つけていました。
写真を見ると、そこに写っていたのは「火の男」と「母親」だったのですが、なんと「火の男」と13年前殺された「父親」の顔がそっくり同じだった・・・(!)
なぜ「火の男」と「父親」の顔がそっくり同じなのか!? 写真を見て思わず混乱する千里でしたが・・・
これはつまり「火の男」と「父親」が「双子の兄弟」だったということでしょうかね。
(2代続けて「双子の兄弟」だった、という・・・)。
正体不明でずっと謎の存在だった「火の男」でしたが・・・実は千里の「叔父」だった?
あるいは、「火の男」と「母親」は不倫関係だったみたいなので、「火の男」が千里と一登の「父親」という可能性も? ・・・あるのかもしれない、という状況になってきました。
しかも2枚目の写真には中学か高校生位の若い頃の「母親」と双子の「片割れ」(「火の男」or「父親」)が写っているので、母親と双子は古くからの長い付き合いがあったようです。(古いお寺の境内で撮られた写真)。
幼馴染だった「母親」と「双子(先代)」ですが最後は不倫や兄弟同士の殺し合いにまで至っているので、その過程では結構長く根深い三角関係のもつれがあった(?)・・・のかもしれませんね。
千里を修善寺の廃屋まで誘導した一登でしたが、千里と離ればなれになった後「火の男」とこの家で暮らしていたようです。
(そこには「火の男」作ったらしいタイヤで作った「ぶらんこ」が残っていた)。
ヒントを残しながら千里をこの場所に誘導した一登でしたが、どのような意図があって千里をここに連れてきたのか。
ただ再会することだけが目的だったらここまで回りくどい手順でこの場所に誘導する必要もなさそうに思いますが・・・
再会するにあたって13年間の空白を埋めるために、自分が過ごしていた場所を見てもらいたかったということでしょうか・・・。
(一度に全てを説明しても飲み込み辛いだろうから、少しづつ真実に近づくように誘導しているのかも)。
今回は最後に現在の「火の男」と「一登」の姿が登場していました。
一登は「三つ目」という通り名で呼ばれていましたが、額にある大きな傷のためにそう呼ばれていたようです。
あと、子供の頃は千里と同じ黒い髪の色だったのが染めているのか(?)髪が白(か茶)になっていました。
一登が千里に会おうとしているのは確かのようなのですが、一登サイドの事情など不明な点が多く謎が多い。
一登が千里との再会に何を望んでいるのか、「火の男」との関係が一体どうなっているのかなど、
引き続き今後の展開が楽しみです。