「夢で見たあの子のために」 第28話 感想

先日「夢で見たあの子のために」 第28話を読みました。

以下ネタバレ注意







前回ラストの引きで、一登が入っていた集中治療室の窓から若園刑事が火の男の後を追うため外に飛び出そうとしていましたが・・・

火の男は看護師の姿に変装して移送用ストレッチャーに一登を乗せて逃走に成功していました。(若園は変装した火の男とすれ違っていたが気が付かなかった)。

若園VS火の男の直接対決になるかと思ったら意外とあっさりと逃げられてしまいました。

火の男には逃げられましたが、意識を失っていた一登が「千里 どうして来ない?」と呟いていたことが看護師からの聞き込みで分かりました。

一登に辿り着けるヒントをすでに手に入れているのでは? と若園に言われる千里でしたが・・・

ヒントだったら修善寺のアジトに一登が残していた古い寺が写った写真があるけど、そんなに分かりやすいヒントではないし・・・(現在恵南が調査中)

一登は頭部に残った銃弾の影響で生きているのが不思議な状態で、あまり時間が残されていないかもしれないという状況ですが・・・。これまでわりと回りくどい形で千里にメッセージを送っている印象でしたが、なにか見落としていたことがあったのか。

どうやら一登が千里と連絡を取ろうと思っているのは確かのようなのですが、何となくお互いの意思疎通が上手くかみ合っていない様子。(幼い頃は息がぴったり合った双子の兄弟でしたが・・・)


一方で一登と火の男の関係にも不穏なムードが・・・

今回、顔を見られた火の男が救急隊員二人を殺そうとしていましたが一登はそれを止めていました。

幼い頃から火の男に「殺し屋」として育てられた一登は悪人を殺すことは仕事として割り切っていたようですが、善良な一般人を殺すつもりはなく、その点で火の男とは一線を引いているようです。

また、火の男が千里に接触することに非常に強い警戒感を持っているようで、火の男が千里を利用するために近づこうとするのならその前に火の男を殺そうと考えているようです。

一登と火の男の間にも不穏なムードが流れており、こちらでも殺し合いに発展しそうな雰囲気になっていました。


一登の容態(生死)がどうなるのか、またそれぞれの人物の思惑もさらに複雑に絡み合ってきて、引き続き今後の展開が楽しみです。






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