「夢で見たあの子のために」 第32話 感想

先日「夢で見たあの子のために」 第32話を読みました。

以下ネタバレ注意











前回までの話で、攫われた恵南を追って一登が残した写真の寺に到着した千里は、その寺の本堂で「火の男」と遭遇していました。

祖父母との約束で復讐とは別の道を歩き始めた千里でしたが、「火の男」は恵南を身動きできない状態で人質にして建物に火を付け、千里の怒りや焦りを煽るような攻撃を仕掛けてきました。(祖父母にも危害を加えたようなことを話して千里の憎悪を煽っていた)

「火の男」の策略に乗せられるような形で怒りに駆り立てられ、「火の男」との殺し合いに突入する千里でしたが・・・




戦闘開始してから割と五分五分の戦いが続いていましたが、腐った床板に足を取られて身動きできなくなった「火の男」の頭に向けて千里は斧を振り下していました。
怒りに駆り立てられたまま、斧を振り下ろしついに殺っちまったのか!?(斧で頭をカチ割って殺したのか)と思いきや・・・

「火の男」を殺す寸前で千里は斧を握っていた手を放し、斧は本堂の大仏の掌に突き刺さっていました。(「火の男」を殺すことよりも恵南を救出することを優先した)。



恵南:
ホントにそいつの頭 カチ割っちゃうかと思ったよ・・・

千里:
・・・やらねえさ こいつの生き死になんざどーでも良かった

俺の頭ン中は全然別のモンで一杯だったよ

このドタン場でやっと気づけた

俺にも復讐よりも大事なモンがあったんだって・・・


ホントに頭をカチ割るんじゃないかと心配していた恵南でしたが、千里はドタン場で復讐より大事なモンに気付いたと恵南に話していました。

そういえば、以前仲間の瀬島(メガネ)が本職の男たちに拉致されてボコられていた時も、千里は復讐の活動資金としてため込んでいた大金を瀬島のために全て手放していたことがあったし、自覚がなかっただけでドタン場では自分の復讐(怒り)よりも家族や仲間を守ることを優先するという優しさを元々以前から千里は持っていた感じがしますね。
(それは幼い頃一登が父親の暴力から千里を守ろうとしていたのとよく似た優しさなのかもしれませんが・・・)。





しかし、ついに「火の男」との因縁にも決着がついたかと思いきや・・・

「火の男」の言動につじつまが合わない部分があったらしく、目の前のマスクの男が実は偽者だったことが判明していました。(妻と娘を人質に取られた男が偽者を演じていた)。

千里の憎悪を過剰に煽るような攻撃を仕掛けてきたので、裏に何か思惑がありそうでしたが・・・目の前のマスクの男は偽者で、「火の男」の真の目的は千里に自分の偽者を殺させることでした(=千里に「殺人」を犯させることが目的だった?)

千里を自分の犯罪稼業に引き込むためなのか目的や思惑が何なのかまだ不明ですが、わざわざ偽者を用意するなどかなり手の込んだ罠を仕掛けてきていました。

「火の男」は割と一直線な戦闘タイプなのかと思ったら、罠を仕掛けて心理的な揺さぶりをかけてくる老獪な面も持ち合わせているタイプなんでしょうかね。
(血の気の多い若者の怒りを煽ることで相手の心理や行動を自分に都合がいいように操ろうとする手口だとか?)

暴力がさらなる暴力を生み憎悪がさらなる憎悪を生むという、一度落ちたらなかなか抜け出せない負の連鎖(悪循環)ですが、今回千里は復讐より大事なものがあることに気付いたことで「火の男」が仕掛けたさらなる暴力(殺人)の連鎖に陥ることなく踏みとどまることができたようです。
(千里を闇の世界に引き込もうと企てる「火の男」の掌中に落ちることを回避できた)。

そして今回ラストで、人質になっていた偽者の男の妻と娘が寺にいた千里の所にやってきて一登が書いた手紙を千里に渡していました。

手紙には何が書いてあるのか、「火の男」との決着はどうなるのか引き続き今後の展開が楽しみです。



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