「夢で見たあの子のために」 第42話 感想

先日「夢で見たあの子のために」 第42話を読みました。

以下ネタバレ注意













前回までの話で、「模倣犯」の正体が刑事の若園であることに気付いた千里でしたが、さらに多治見刑事に連れられて新たな犯行現場を見たことで、すでに「模倣犯(若園)」が「火の男」と接触しており、その犯行現場で若園が「火の男」と手を組んで強盗殺人を犯していると推測していました。

「模倣犯」として自分の存在をアピールすることで「火の男」と接触することに成功した若園でしたが・・・・
どうやらまだ「火の男」に戦いを挑んでも勝ち目がないと自分で判っているらしく、まずは「火の男」の相棒として殺人スキルを磨きながら「火の男」に隙ができるのを待つ作戦のようです。


「火の男」:
息上がってんじゃねえか ほらお前の取り分だ

若園:
いらない 僕がいるのは殺しの技術だけだ

まだ金撒いてるの? 子供や老人に養護施設にバラ撒くんでしょ
何でやってんの? 罪滅ぼしのつもり? あんたの出自に関係ある?
そんな金喜ぶ奴居ないだろ

「火の男」:
フフ・・・ お前のそういう所は嫌いじゃねえ

若園:
そう?

「火の男」:
ああ いつか俺に刃を向けた時 ためらわずに殺せる




多治見刑事によると一昨日若園と一緒に「蓮掌寺」(千里が罠に掛けられてダミーの男を殺しそうになった寺)に行き、周辺に聞き込みをしたところ20年ほど前まではその寺の住職とそこで育った男の子が住んでいたとのこと。(その寺で育てられた男の子=「火の男」?)

昼は多治見刑事と「蓮掌寺」に行き「火の男」についての聞き込みを行い、同じ日の夜にはその「火の男」の相棒として強盗殺人を起こすという二重生活を送っていた若園ですが、犯罪の相棒になってからも刑事として聞き込みをしたり「火の男」に付け入る隙を探るための情報収集は継続しているようです。

凶悪犯罪を繰り返しつつなぜか奪った金の半分を貧しい人にバラ撒くという「火の男」ですが、寺に預けられた捨て子だった事がその行動の理由と関係している?という事になるんでしょうか(それとも単なる気まぐれなのか)。

「火の男」にも人間らしい感情や罪の意識があるのなら若園としては「火の男」に勝つための付け入る余地も見えてくるかもしれませんが・・・


千里:
・・・この一年くらいか まともな仕事もしてたんだな
きっと・・・ 一登は「父親」らしくあろうとした
あの子のために



千里の仲間の戸塚と内藤が一登がバイクを停めていた貸ガレージを見つけていました。
一登はCB400F(ヨンフォア)のコレクターとのことで、同じようなガレージを何か所か持っているようです。

そこにはいくつもアタッシュケースが積み上げられており中には札束が入った封筒がぎっしり入っていましたが、その一方で一般の仕事もしていたらしく「中條和人」名義の給与明細書も戸棚にしまってありました。

以前は暗闇の中を這い回るような生活(裏社会の仕事)から抜け出せなかった一登でしたが、赤ん坊の「万里」が生まれてから(この一年くらい)は犯罪以外にも一般の仕事を始めていたようです。


一登:
お前さずっと俺にアプローチかけてたろ 何の用?
答え次第でお前・・・ ここで血まみれのダンスする事になるよ

若園:
・・・やっと・・・ 会えたね 一登君
・・・僕と一緒に「火の男」を殺さないか?



「火の男」の相棒になり強盗殺人を続ける若園でしたが、どういうわけか「模倣犯」の時と同じように殺人現場に「A」のマークを残していました。一応その理由として警察を欺くためだと言っていましたが・・・

「火の男」の新しい相棒になったのにそれまで通り「A」マークを残していた若園でしたが、その若園の前についに一登が姿を現しました。

目の前に姿を現した一登に対して待っていましたとばかりに若園は僕と一緒に「火の男」を殺さないか?と言っていました。

若園が「模倣犯」として現場に「A」マークを残したのは「火の男」に近づく手がかりを得るためでしたが、どちらかというと「A」マークは一登に対するアプローチだったようです。

「火の男」と接触出来たところで、若園の実力ではまだ「火の男」とまともにやり合っても勝ち目がないようだし、若園としては実力者の一登を味方につけたいという思惑があったという事でしょうか。(最近一登は「火の男」と敵対関係になり殺すつもりのようだし)。

若園としては「火の男」に勝つために一登の協力が必要だと考えているようですが・・・一登としては胡散臭い若園を味方にする気になるのか・・・?

敵の敵は味方という事で一登と若園は協力して「火の男」を倒す方向に向かうのか?
引き続き今後の展開が楽しみです。






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