「夢で見たあの子のために」 第46話 感想

先日「夢で見たあの子のために」 第46話を読みました。

以下ネタバレ注意













前回までの話で、なぜか若園が「ピスタチオの男(加東)」の事務所の前に姿を現していました。

前回千里と恵南が火事で焼けた川崎の宿舎に辿り着いていましたが、そこの管理人だったお婆さんからその宿舎に住んでいた頃の一登と里子さんのことを聞いていました。

その火事で焼けた川崎の宿舎は「板倉組」が所有していたらしく、ピスタチオもそこで起きた事件について事情を知る立場だったようです。(前回管理人のお婆さんが「事情通の男」と言っていたのはピスタチオの事だった)

若園は一登(三ツ目)が起こした事件について調べ直していたので、そのルートから川崎の事件の手掛かりを掴むためピスタチオの事務所を襲撃することにしたようです。

いつものようにピスタチオを食べながら事務所でくつろいでいた加東でしたが・・・若園の襲撃の少し前に宿舎の元管理人のお婆さんから連絡があったことで「模倣犯」の襲撃を予期して対策を取っていたようです。(突貫で監視カメラを設置して若園の姿を撮影していた)


今回ピスタチオの男は川崎の宿舎で起きた事件の情報を千里に電話で話していました。
里子さんが殺された事件についてですが、里子さんが属していた組織の男が金を横領してその罪を里子さんに被せるために里子さんを刺殺したらしい。

千里:
間山って奴に・・・濡れ衣着せられて・・・
殺されたってのか・・・?
そんなクズ野郎に・・・ たかが金の為に・・・
大切な人が・・・!



ピスタチオの男:
千里聞いてるか? 教えてやるぜ
お前の心が真に怒りを感じる時こそ
周りを見て 冷静になるんだ
お前は「ひとり」じゃねえハズだ 忘れんじゃねえぞ




たかが金の為に里子さんは濡れ衣を着せられて刺殺され、大切な人を殺された一登が復讐のため(里子さんの仇を討つため)その男を殺害し里子さんと暮らした宿舎もろとも火を付けて燃やしてしまったようです。

一登の大切な人が、たかが金の為に殺されていたことを知り思わず怒りを爆発させる千里でしたが・・・
ピスタチオの男(加東)は「お前の心が真に怒りを感じる時こそ 周りを見て冷静になるんだ」と千里に話していました。



そんな冷静沈着なピスタチオの男でしたが、今回ラストで事務所に潜伏していた若園に部下を殺され不意を突かれたところを狙われて、喉をナイフで切られ若園に殺害されてしまいました・・・(若園の襲撃を上手くかわしたかと思ったら、若園が一枚上手だった)

裏社会の人間にしては最初から最後まで千里に親切でいい人(?)だったピスタチオの男「加東」でしたが、まさかここで若園に破れて死んでしまうとは・・・(いつも渋い顔でピスタチオを食べていてまだ何か裏に思惑がありそうだと思っていたけど意外な形で退場してしまった)



千里に親切だったピスタチオを殺害していた若園でしたが・・・今回ピスタチオと千里の電話での会話を盗み聞きしていて一登(三ツ目)に子供(「万里」)がいることに勘付いていました。

千里は今回「万里」が数日前までいた「みさと荘」に辿り着いていましたが、「火の男」や「模倣犯(若園)」を警戒した一登はまた別の見つからないところに「万里」の居場所を移したようです。

今のところ一登の後を追う千里と恵南が手掛かりを掴んで一登の子供(「万里」)の居場所に近づいているようなのですが、一登に子供がいることを知った若園がこの後どう出るのか。

若園や「火の男」は「万里」を自分の都合で利用するつもりのようだし、一登は「火の男」と決着をつけるために動き出しているようだし。

千里は一登と再会し「万里」と会うことができるのか、引き続き今後の展開が楽しみです。






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