「夢で見たあの子のために」 第51話 感想

先日「夢で見たあの子のために」 第51話を読みました。

以下ネタバレ注意











蓮士:
やってみたら簡単だった
そして痛快だった
「生きている」という充実感があった
俺は殺して勝ち獲った
何を? 金をか?

違う そんなモンじゃねえ
人生そのものをだ!



前回の話で蓮士がどのような境遇で生まれ育ったのか語られていました。

今回はその続きで、育った寺を出て東京で働き始めた後、蓮士が犯罪に手を染めるようになりついに「火の男」になったエピソードが語られていました。

職場で出会った男に誘われて裏社会の金を盗む仕事に手を出すようになった蓮士でしたが、早々に拉致されてボコボコに殴られいきなり窮地に陥っていました。

相手を殺らなければ殺られる状況に陥ったことでついに殺人を犯した蓮士でしたが・・・、命がけの修羅場を自分の力で切り抜け生き抜く事に充実感を感じ、刺激と充実感を求めて「殺して奪う」事を生業として生きていくことに決めていました。

今回は蓮士の腕に「火」の字の傷が刻まれる事になったエピソードも出てきたのですが・・・、拉致された日が元旦だったため悪党の一人に「記念日」として「1/1」の日付をナイフで腕に刻まれてしまいました。

蓮士:
1/1という日付は無意味過ぎる
「火」なら初めて光恵に会った曜日だ

蓮士を拉致した悪党数人を皆殺しにした後、自分の腕に刻まれた元旦の日付を見た蓮士は自分でナイフで一本線を足して「火」の字の傷にしていました。(「火」は光恵と出会った曜日だったため)





光恵:
・・・勇士さんは あたしと蓮士君が仲良くしてる事に嫉妬して
蓮士君をお寺からも追い出したんだよ・・・ ひどいよね・・・

蓮士:
・・・いや そんな事はない
やり方はともかく 自分の欲求に正直なだけだ



ある時、アジトの近くの寺で光恵と再会した蓮士はその後も度々光恵と連絡を取り合って会うようになりました。(光恵はすでに勇士と結婚して千里と一登が生まれていた)

前回のラストで蓮士は勇士に光恵を奪われたことに気付いていましたが(対抗心を燃え上がらせているようでしたが)、恨みを持っているわけでもなく意外にあっさりしていて、勇士について「自分の欲求に正直なだけだ」と光恵に話していました。(自分の欲求に正直という点では蓮士と勇士はよく似ていたという事か)。

双子なのに性格が随分違うように見える二人ですが(他人への執着が強い勇士と執着が薄く淡々としている蓮士)それも育った環境による影響が大きかったからという事になるんでしょうか。

13年前の事件で光恵と双子の兄弟の勇士を同時に失っていた蓮士でしたが、それでもそのことに執着することも無く、「家族」を必要とすることも無く、ただ逆風に逆らって生きる生き方しかないと思っているようです(ほとんど野生児のようなものなのかもしれませんが・・・)。


一方、一登に辿り着くため若園を探していた千里でしたが、人通りの多い街中で偶然(?)なのか捜していた若園を発見していました。(若園は変装もしていないし相変わらず派手な服を着ているので見つけやすいのかもしれませんが・・・)

若園は自分を囮にして一登をおびき出し、「火の男(蓮士)」と対決させるつもりのようなので、若園をマークしていれば一登と接触できそうですが・・・

これから結末に向かってどのようにつながっていくのか、引き続き今後の展開が楽しみです。






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